細胞凍結保存・自己線維芽細胞・CPCの安全管理 - 株式会社セレックス

細胞凍結保存

液体窒素による細胞凍結保存技術の提供

−196℃の液体窒素を使い、リンパ球などさまざまな細胞を機能を保ったまま超低温で凍結させ、半永久的に保存することができます。
当社では、液体窒素自動的補充装置がついた最新式の液体窒素タンクを使用し、停電にも関係なく細胞の凍結保存が可能な設備を整えています。医師の監督下のもと、当社の熟練した技師により、細胞の凍結、解凍後の培養を行っています。

自己線維芽細胞

コラーゲンを産生する自己線維芽細胞の培養技術

米粒大の自分の皮膚から線維芽細胞を取り出し、これを1億個前後まで培養します。
培養した線維芽細胞は、長期にわたってコラーゲンを産生することが知られています。このコラーゲンは100%自分のからだが作ったコラーゲンですから、もっとも自分の皮膚になじみ易いといえます。
線維芽細胞を使い、目じりや口元の小じわやほうれい線などを若い頃の時のようにすることが出来ます。また若いときに取った線維芽細胞を凍結保存しておけば、将来この細胞をもう一度使うことができます。

CPCの安全管理

CPC(セルプロセッシングセンター、細胞加工センター)の安全管理

培養したリンパ球などを治療に使うには、細菌に汚染されていないか、他人のリンパ球と取り違えたりしないかなど、個々人から得られた細胞培養を安全に行い、正しく患者さんに戻す必要があります。
そのために、平成12年厚生省医薬安全局から「ヒト又は動物由来成分を原料として製造される医薬品等の品質及び安全確保について」(医薬発第13141号)という通達が発令されました。これは製造業者に、取り扱う細胞の品質と安全性、取扱いに関する化学的・倫理的妥当性を要求しています。
当社では、この通達に基づき、倫理審査委員会の設置だけでなく、細胞培養工程を薬事法におけるGMP(Good Manufacturing Practice)に準拠した形で実行しています。